「塗装にメンテナンス!?」
木は金属よりも環境変化に富むため、目に見えるような劣化状態になるまで時間がかかりますが、放っておくと確実に劣化は進んでいきます。
正しいメンテナンスすると長持ちします。
愛車を洗車・ワックスがけする労力の半分以下でメンテナンス完了
日本は欧米に比べてみて、愛車を頻繁に洗車しているのをみかけます。
新車の取扱説明書にも車の塗装のメンテナンスについて説明書きしている章があります。
自分の所有している建物の塗替えを自分でやるという意識は低いように思います。
「難しそう」、「やり方が分からない」、「面倒くさい」という気持ちが先立つのかなと思います。
ほとんど車と同じ要領なので、塗替えの習慣が定着すればよいと願います。
オスモカラーで仕上げた床は水洗いできます
オスモカラーで仕上げた塗装面の普段のお手入れは、台所用中性洗剤を少量混ぜた水で拭き掃除をしていただいても結構です。
弊社では中性洗剤の代用としてオスモカラー「ウォッシュアンドケアー」をお勧めしています。
これには植物性洗剤に植物油が混入させてありますので汚れを落とすと同時に、塗装面の油分を補ってあげます。
リフレッシュさせるには?
半年か一年に一度(通常の住宅の場合)オスモカラー「 ワックスクリーナー」を使用して全体をリフレッシュすることもあわせてお勧めします。
ワックスクリーナーは塗装時に使用したフロアークリヤー (#3032)に使用されている植物ワックスから出来ています。
1Lで約100㎡分です。
ボロぎれに少量つけて油ぶきの感覚で全体に薄く塗りこむようにして使います。
局部的についた頑固な汚れは、ワックスクリーナーを オスモパッド(極細スチールウール)につけて軽くこすって取ってください。
#3032フロアークリヤーは植物油と植物ワックスが1液になっており、植物油のみでは実現できなかった耐久性、撥水性があります。
上記を参考にお手入れいただけば、無垢フローリングの表面を削り直してレストアするまで、数十年間に渡り再塗装の必要(通常の住宅の場合)もないでしょう。
お掃除がラクな理由
一般に見かけるフローリングはウレタン塗装など、造膜する塗装が施されています。
最近ではメンテナンスフリーな高性能商品もありますが、
一度傷つくと、専門の業者さんでリペアしなければきれいな状態には戻りません。
それともう一つ現象が生じてしまいます。
塗膜を造る塗料は、例えるならば、木の上にフィルムを貼った状態です。
プラスチック下敷きを髪の毛にこすりつけて
帯電性を持たせ髪の毛を引っ付ける遊びは幼少のころ多くの方が経験したことだと思いますが、大面積の合成樹脂塗料が塗布された床にも同じ作用が起こります。
風などが吹き付けることによって帯電し、埃を吸着してしまいます。
掃除がラクになったと思いきや、ホコリが付き易い状態になってしまいます。
オスモカラーで仕上げた木部は帯電性が少ないのが特長です。
オスモカラーは組成に浸透し、木材を保護します。
物理的にまったく塗膜が存在しないのではなく、造膜塗装のように均一な厚みの皮膜に頼らない表面の保護だと考えるほうが良いかもしれません。
曲面や凹凸面も美しく仕上げることができ、さらに塗装のメクレ、はがれやフクレが起きず、塗り替え時に旧塗装の除去が不要な事などが挙げられます。