他の自然塗料と一線を画すオスモカラー ハードワックスオイル
フロアークリアーシリーズ
オイル塗装の風合い、ウレタン塗装の堅牢さを併せ持ち、お互いの弱点を克服しました
オイルの精製技術が低いため酸化重合性が悪く、すぐに汚れがついてしまう塗料も多く見受けられます。
(塗装方法や被塗物の状態が影響しているケースも若干はある。)
植物油から不純物を取り除く精製のノウハウの有無が、建築用塗料としての性能(例えば耐汚れ、耐磨耗)を左右します。
ウレタンクリアーなどの合成樹脂塗装
良い点
・木の表面に塗膜をつくりますので、液体をはじくことと、耐摩耗性に優れています。
・強靭な塗膜を形成できるのが特長です。
悪い点
・塗り替えの場合、サンディング等で旧塗膜をすべて剥離させないといけませんので、かなりの時間と手間を要します。
・部分補修の場合、専門家でないと難しいケースが多く、費用の負担が大きい。
・経年変化で塗装が割れ、メクレ、ハガレが起こる。
・クリアーでも塗り継ぎが目立つこともある(技術を要する)
・フィルム状の塗膜を形成するので、帯電性が大きく、ホコリを寄付けやすい状態をつくる。
亜麻仁油などのオイル塗装
良い点
・木に浸透するので表面だけでなく内部からも保護します。
・浸透しているので木目や赤身など、木の表情を際立たせます。
・塗装割れ、メクレ、ハガレが起こらないので塗り替えが簡単。
・部分補修も可能。
悪い点
・耐水性が不十分。
・耐久性に欠けるので、塗り替え(塗り足し)を頻繁にしなければならない。
オスモカラー ハードワックスオイル塗装
オスモ社独自の精製法で作られた再生可能な自然の植物油が木部に浸透し、木の表面だけでなく内側からも保護します。
合成樹脂のような連続したフィルム状の塗膜で木の調湿機能を失わすことなく、呼吸することができます。
自然の植物ワックスが、手触りや質感を良くすると共に、耐摩耗性を高めています。
木を活かすオイル塗装と耐水性、耐久性に富む合成樹脂塗装のそれぞれの良いところをとった塗装です。
- 床用のオスモカラー フロアクリアーはハードワックスオイルと呼ばれる分類に属し、壁面に使用するオイルワックスコンビネーションと比較して耐磨耗性能が格段優れています。
- フロアクリアーを塗装したパーケットフローリングは、ドイツ工業規格51963の試験において優れた耐摩耗性結果が得られています。
- 完全乾燥後のオスモカラーの塗面は水、ワインやコーヒーなどをこぼしても染みにならないことがドイツ工業規格68861-1C(同JIS A1531)の常温液体に対する表面抵抗試験で証明されています。
- 植物ワックスは硬度のあるカルナバワックスとカンデリラワックスを使用しており、内装用にはこの植物ワックスの配合によって木部へのひっかきキズを防止する効果を高めています。
- 物理的に大きなキズが起こった場合は、その部分だけを補正し、タッチアップ塗装で補修することができます。
- 塗膜を形成している塗装に比べ、オスモカラーの塗面の補修箇所がはるかに目立ちにくい仕上がりになります。
- 耐磨耗、耐キズに加え、耐液体による塗面の欠損が起こりません。
木は植物と同じように光合成によって幹を成長させます。
紫外線+水+二酸化炭素で多糖体を作り出し、
多糖体と多糖体が網の目状に結合して木の幹になります。
木の幹の多くは「リグニン」という多糖体からできています。
木が製材されてからのリグニンは紫外線と反応し分解され、風雨によって少しずつ自然に還ってゆきます。
植物油は分子構造が小さいので網の目状多糖体に染み渡り、個々のリグニンを補強する働きがあるので、木が分解されてゆく速度を遅らせることができます。
これは分子構造の大きい合成樹脂には真似のできないことです。
植物油塗料は木に塗ることに関すれば、優れた物性的アドバンテージがあります。
植物油と植物ワックスがベースになった塗料です。
表面に塗膜を形成するのではなく、木に深く浸透します。
したがって、塗装の割れやめくれ、ハガレが起こりません。
再塗装の場合でも古い塗装を剥離するなどの手間が不要で、
そのまま重ね塗りしていただけます。
もちろん、取り扱い上でも安全な塗料なのでメンテナンスが容易です。
会社、店舗、そして学校等の施設の木質床材への塗装が可能です。